離婚問題カウンセリング

夫婦のカウンセリングで最も多い悩みが離婚についてです。「結婚生活の継続」か「離婚」かで悩み続け、決断が出せずに精神的にも苦しい状況に陥ります。この記事では、離婚に悩む夫婦が考えや思いを整理し、納得のいく決断ができるお手伝いをさせていただきます。

大阪で起こる離婚問題についてカウンセリングを受けたい方は、実績のある当セラピーへ

目次

日本の離婚割合

日本の離婚割合は3組に1組と言われており、今では身近に存在する問題となっています。

離婚は若い夫婦だけの問題だけではなく、熟年離婚という言葉もあるとおり、数十年寄り添ってきた夫婦が離婚することも珍しくありません。

離婚の原因や年齢層

離婚問題が多く発生する年齢層として、男性が37歳前後、女性は33歳前後です。

離婚の原因としては「性格の不一致」や「価値観の相違」が多く、他にも妊娠の発覚や子育て中のタイミングでも多く見受けられます。

離婚に対する世間の目

近年では、離婚に対してネガティブな考えは少なくなっていますが、今でも離婚に対して差別的な考えや偏見が残っているのが現状です。

離婚に対する差別的な考えや偏見は、日本人の家族の理想像に対する価値観が関係しています。

古くからある伝統的な日本人の家族の理想像

  • 両親がそろっている
  • 夫が大黒柱であり、仕事をして稼いでくる
  • 夫を支えるのが妻の役目

日本には、上記のような伝統的な理想の家族像があるため、離婚をすると周りから「人生に失敗している」「人間として欠陥がある」と悲観的な反応が消えていません。

悲観的な世間の反応から、離婚自体をタブーとして考える文化が根付いており、離婚に踏み切れずにいる方は多いです。

結果、世間の目を気にして離婚を先送りにし、夫婦関係が悪化していくケースが後を耐えません。

世間の目を気にして離婚の決断ができない方は、問題を直視せずに「仲のいい夫婦」や「温かい家庭」であると思い込もうとします。

しかし、問題を先延ばしにしているだけなので、状況が悪化したり、限界がきたりして最終的には離婚に繋がります。

何が一番幸せな選択であるのか、冷静に考えていくことが必要です。

しかし、視野が狭くなり離婚しか問題解決ができないと思い込んでしまっている人も多いでしょう。

カウンセリングなど、第三者を交えて話をすることで思考の整理や解決法が思いつくことがあります。

焦ったり衝動的に判断するのではなく、まずはお気軽に当セラピーのカウンセリングを試してみてください。

離婚のパターンと前兆

離婚の原因で最も多いのが「性格の不一致」です。生活スタイルや性格が異なる者同士が一緒に過ごすため、意見が食い違ったりすれ違うことは当然のことです。

しかし、離婚に至る夫婦には関係が修復できないようなトラブルが発生しているケースがあります。

離婚の決断となる夫婦のトラブル例

  • 浮気や不倫による裏切り
  • DV(ドメスティック・バイオレンス)による暴力
  • モラハラ(モラルハラスメント)による苦痛な支配
  • セックスレスによるすれ違い

離婚の前兆は、夫婦でのコミュニケーション不足が挙げられます。

夫婦喧嘩では「言わなくてもわかるだろう」「夫婦なんだから察してよ」という言葉をよく聞きますが、夫婦と言えど赤の他人、超能力でもない限り全てを分かり合えることは不可能です。

会話のない冷え切った家庭では楽しく過ごせません。また、DV関係の家庭では、加害者の機嫌を損ねないように気を遣う、緊張した状態が続きます。

不和や緊張が続く状態の家庭は、いつか生活が崩れてしまいます。生活が崩れる前に早期にカウンセリングなどで対処していきましょう。

離婚問題で多い悩み

離婚問題に直線した際のよくある悩みについて、当カウンセリングで実際に受けた相談を参考に紹介します。

離婚したいけれど決断できない

離婚をしたいと動き始めても、挫折してしまう人が多いです。離婚は手続きが煩雑で時間がかかるうえ、費用もかかります。離婚に対するネガティブな印象のせいで、周りの目が気になり先送りにしている人も多いです。

また子供がいる状態で離婚をすると、経済面や権利面でも問題が発生します。

子供がいる状態で離婚した時の問題

  • 親権はどちらにするのか
  • 離婚後に子供と会う回数はどうするか
  • 離婚後に子供に会わないようにするのか
  • 養育費をどうやって払っていくのか

このように、決めることが多いため離婚をしたくても我慢した方が良いと考える人もいます。

手続きが面倒だったり、世間の目を気にしたりして問題を先送りにしては状況が悪化するばかりです。

状況が悪化する前に、夫婦でしっかり話し合う時間を作ったり、カウンセリングを受けたりして、早期対処を行いましょう。

離婚という脅し

離婚を脅しに使って、結婚生活を維持しているケースがあります。特にモラハラ(モラルハラスメント)やパートナーに経済力がないと見下している場合には、少しでも気に入らないことがあると「離婚する」とマウントを取り、相手を自分の思い通りに支配しようとします。

脅しがずっと続いている夫婦は、共依存関係やDV関係にあることが多いです。

夫婦共依存の関係は、一方が自分を犠牲にしてまで相手に尽くすことで生きがいを感じ、一方は自分の気の済むまで尽くしてもらうことで満足感を得ることで共依存が成り立っています。

夫婦共依存について詳しくはこちら

DVが起きている場合は、家庭内であれば世間からは気づかれにくいという特徴があります。モラルハラスメントをして、相手の精神を徹底的に追い詰め、支配やコントロールをしている状態は周囲の人がDVに気づくことは難しいでしょう。

夫婦間DV(DV夫・DV妻)ついて詳しくはこちら

「パートナーがいないと生活できない」という状況を作り出し、離婚を脅しに使ってパートナーを支配する関係は正常ではありません。

共依存やDV状態に陥っている場合には、自分の今の状態を冷静に見つめなおし、早急に問題解決に取り組む必要があります。

離婚できない呪縛

「離婚したくても、私にはできない」という声を多く聞きます。

このような方は、夫婦共依存に陥っている可能性が高く「離婚したら今よりも生活が苦しくなる」「自分が自分でいられなくなる」と思い込んでいる場合があります。

パートナーが支配的であれば、思い込まされている可能性もあります。自己肯定感が低く、自分に自信や自己愛が十分に無い人にとっては、依存しているパートナーがいなくなることは世界の終わりと同じような感覚なのです。

離婚が可能か不可能かだけに焦点が当たっていませんか。離婚をすること自体が問題の本質ではなく、幼少期からの考えや育てられた環境の考え方が夫婦生活に悪影響を及ぼしている可能性があります。

夫婦生活という環境の変化によって、不和や不調を起こしている場合は自分が何を考えているかに着目してください。考え方を変えれば、うまく解決する可能性があります。

理想的な夫婦や家族

理想的な夫婦は、お互いの違いを受け入れ、相手と話し合いで折り合いをつけていき、思いやりや尊重をもって生活をしています。

どちらかが我慢をしたり、依存したりしている状態は理想的ではありません。生活のすれ違いがあっても「おはよう」や「ありがとう」の言葉が欠けていると、だんだんと不仲になっていきます。どうやったら夫婦や家族の時間が確保できるかを、夫婦で考えることが大切です。

また、両親がお互いに自立した考えを持っていれば、子供は安心して親からの愛情を受け入れることができ、自立した姿をお手本にして人生の楽しさや厳しさに対処できるようになります。

理想的な夫婦とほど遠いなと思った方は、何か原因となる問題を抱えていることが多いです。カウンセリングなどで第三者の意見を取り入れて整理していきましょう。

離婚がもたらす子どもへの影響

離婚をすると、親権はどちらか一方であることが一般的です。父親、母親どちらに引き取られるにせよ、両親2人と過ごす時間は必然的に減ります。幼少期に親と過ごす時間が減ると、愛情を感じる時間が減り、大人になるにつれて人間関係の構築や自己認識に不具合が生じやすくなるのです。

また、幼少期の過ごし方も大きく影響します。

親が忙しそうに働いていると、子供は無意識に甘えることを我慢し、いい子としてふるまいます。自分の気持ちを抑えていい子であろうとするため、満足感や愛情を感じている時間が不足しやすい状態です。何かをきっかけとして感情が爆発してしまう可能性があります。

また両親が不仲であるパートナーを選んだ場合、世代を超えて伝達することが多いです。子供も両親と同じように不仲となるパートナーを選ぶ傾向があり、両親と同じような状況になっているケースが見られます。

子育て中に離婚をすることは、子供の人格形成にも影響するため早めに夫婦の仲を改善することがおすすめです。夫婦での話し合いで改善が難しければ、当セラピーのカウンセリングをご検討ください。

夫婦・家族・親子の関係を構築する

他人の考えを変えることは難しいため、まずは自分が変わっていこうとする気持ちが大切です。

夫婦で生活していく中で、お互いが良い関係を作るために変わっていこうとすると相乗効果が現れます。まずは、相手が100%悪くて自分は一切悪くないという考え方を持つことはやめましょう。

しかし、夫婦の中には身の危険を感じてしまうパターンもあります。まずは身を守ることを最優先にしてください。どうしても逃れられない場合は、当セラピーへお越しください。必要な場合は弁護士と連携して対応が可能です。

私たち聖心こころセラピーでは、誰もが心穏やかに、幸せに過ごしてほしいと願っております。幸せに過ごすためには「変わりたい」という気持ちが大事です。「変わりたい」という気持ちを応援して、一緒に解決できる方法を探していきます。

離婚問題からの脱出

「離婚はしたくないけれど、どうしたら良いか分からない」という場合には、聖心こころセラピーの夫婦カウンセリングへご相談ください。夫婦そろってお越しになることが難しい場合は、お一人でも構いません。問題から目を背けずに一緒に取り組んでいきましょう。

当セラピーは、若い夫婦から中高年のベテラン夫婦まで様々な事情を抱えた方のご相談にのっています。夫婦カウンセリングが世間で知られるようになり、早期から問題に取り組む夫婦が増えました。夫婦関係の再構築を目指し、再スタートする夫婦を多く支援しています。

熟年離婚を検討されている夫婦からのご相談は、根深いものが多いです。しかし、人生100年時代と言われる今の世の中で、定年して子供が巣立った後の関係性を検討する必要があります。不仲の原因が複雑になってしまった理由を一緒に考えて、信頼関係の回復を図りましょう。

人生のパートナーとして一度は愛を誓いあった仲です。夫婦それぞれが自立して、自分たちの人生を生きられるようにしていきましょう。「あの時、離婚しなくてよかった」と思える日がくるように私たちもサポートしていきます。

大阪で離婚問題のカウンセリングを受けたい方は聖心こころセラピーへお越しください。離婚問題に精通し、多くの夫婦やカップルの相談を受けてきた専門カウンセラーが離婚問題を解決へと導きます。

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