不安神経症カウンセリング

不安神経症・全般性不安障害とは、明確な理由が無いにもかかわらず、いつも心が落ち着かず身体的にも疲れ易く、睡眠障害を併発し、常に不安が同居しているとても辛い不安障害である。 心配性な人・考え過ぎる人、のレベルではない。

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不安神経症・全般性不安障害の定義

不安神経症・全般性不安障害

不安」は誰もが一様に持つ感情のひとつです。自分の将来・人間関係・健康面・仕事・育児・金銭面など数えだせばキリのない程に様々な不安の原因があるでしょう。「不安」とは、本来は自身が生命の危険を感じる時に現れるもので、本能的に潜在的に不安が起こって当然のものと言えます。

不安を感じている間は気持ちもスッキリしませんが、脳が「もう大丈夫だ」と判断すればたちまち不安は消滅して行き、大きな支障となることはありません。しかし、全般性不安障害不安神経症)の方は、不安のコントロールが上手く出来ない状態に陥っています。

その為、はっきりとした明確な理由がないのにも関わらず、何かある毎に強い不安を感じます。そして、その不安感が長期間に渡り続きます。仕事や家族の事などが次々と心配になり、ソワソワ・イライラ・落ち着きがなくなり不安定な心理状態に支配され気持ちが安らぐ事がありません。

過剰に不安を感じ続ければ、気持ちだけではなく、身体にも影響が現れ始めます。頭痛・悪寒・動悸・肩こり・便秘・生理不順などの身体症状や、集中力が散漫になったり記憶力に問題を感じたり、物事を継続するのが辛かったり、人に会うのが煩わしいと感じたりする精神症状が現れるようであれば全般性不安障害いわゆる不安神経症の疑いが持たれます。

このように不安神経症に陥り、幾つかの精神症状、身体症状が併発し、日常生活に支障をきたすようになれば放置することは更に事態を悪化させかねません。 早期に手を打たれた方が賢明です。

不安神経症・全般性不安障害の原因・環境

不安神経症・全般性不安障害は、パニック障害よりも経験している人が多く、100人に約5人はこの症状に悩まされています。男性よりも女性に多く、10代~20代が最も不安神経症に陥りやすく、30代の方も少なくはありません。

女性は男性とは違いホルモンのバランスが崩れやすく、結婚・出産・育児などによる人生の大きな変化が重なり、男性よりも身体的・社会的に不安定要因が多いため不安神経症を発症しやすいと思われます。

母親が「心配性」で「〇〇になったらどうするの?」とか、両親がミスを許さない性質を持ち「失敗するな!」等と言われ続けた辛い家庭環境で育った影響が「不安神経症」に陥り易い要因であると考えられます。

また父親が仕事などで家には殆ど居らず、大黒柱不在で母子のみの生活の心細さなども「不安神経症」の要因になる場合もあります。

不安神経症・全般性不安障害セルフチェック

次の項目に当てはまる方は、不安神経症・全般性不安障害の可能性があります。

 親が心配性だった。

 不安や心配が1カ月以上続いている。

 不安や心配を感じない日の方が少ない。

 頭が真っ白になり集中できないことがある。

 寝ても疲れがとれない、いつも倦怠感がある。

 一日の労働に見合わない程、身体が疲れている。

 日々落ち着かない、緊張する、イライラ感がある。

 動悸、息切れや眩暈(めまい)を起こすことがある。

 身体がフワフワし地に足がついていない感じがする。

 相手のちょっとした言動に強い不安を感じることがある。

 物音に敏感に反応したり、小さなことに過剰に反応してしまう。

 よく眠れない。寝ても眠りが浅く朝がだるくヤル気が起きない。

 不安な気持ちを自分自身で制御コントロールできないと感じている。

 筋肉が緊張している。その結果として、偏頭痛、肩こりが起きている。

 不安な気持ちを人によく話す、または聴いてもらいたい衝動に駆られる。

 日常生活の出来事について 原因のよく分からない過度な不安や心配を感じる。

不安神経症の方が不安に感じている出来事の殆どは周囲の人から「考え過ぎ、杞憂だろう」と思われがちです。勿論本当に深刻な悩み、不安であることもあります。

そして、本人も大丈夫だと分かっていることも多いのですが、自分に「大丈夫だ」と言い聞かせても、上手く自分の気持ちをコントロール出来ず、結果として深刻な問題として本人の心に居座り続けるのが本人にとっても一番の辛いところです。

そのような症状の特性から、周囲の人からは「ただの心配性の人」と受け取られ、なかなか理解を得られず、不安障害だと認識されないケースがとても多くあります。

例え不安のきっかけが何であれ、イライラ感、焦燥感が心に残り続ければストレスが溜まり、最初にも述べたように身体に影響が現れます。身体が警告を発することで初めて疑問を持ち病院やカウンセリングを受ける、という方も多くいらっしゃいます。その為、睡眠障害、パニック障害、といった症状も併発している場合も多々あります。

本人の症状の訴え方次第では、自律神経失調症、更年期障害と診断され、適切な療法を受けられないままでいる、ということもあるようです。

不安神経症・全般性不安障害の克服に向けて

不安神経症・全般性不安障害の具体的な原因は医学的に解明はされていません。しかし学術的には解明されていなくとも、大よその検討はつきます。原因のない結果はまずありません。

各々の原因を解明した上で、認知行動療法や心理カウンセリング・コーチング、或はヒプノセラピーなどを適切に改善に向けて取り入れ、不安神経症から脱して行きます。

大阪聖心こころセラピーでは不安に思う心や、ストレスを感じやすい考え方を改善していくプログラムを用意しています。

不安を感じやすく不安を増幅し不安を手放そうとしない「潜在意識」を、正しい物事の捉え方・考え方の「顕在意識」により自己コントロール出来るように置き換えることにより問題の解決を図ります。そうすれば書き換えが行われた「潜在意識」に任せていても本来の通常の「不安」程度に収まっていきます。

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