HSPカウンセリング

HSPは病気でも障害でもなく「概念・考え方」でありHSPには4つのタイプがある。芸術や文化など多方面に渡り有能な人材を輩出する有意義な特性がある反面HSPの持つ繊細さが故に弊害もあるので改善や注意も必要である

目次

ガラスのハート 「HSPの前書き」

 なぜあの人はそんなことも気付けないの?

● あの人ゴミを置きっぱなしで行ってしまった、信じられない

● ギクシャクした空気に耐えられない、私が何とかしなければ

 あの人は本当に無神経だ、私はこんなに気を遣っているのに

 表情が変わった、何か気に触ることを言ってしまっただろうか

 図々しい人からのお願いは嫌だけど、嫌われたくないから断れない

 どうしていちいちこんな細かいことまで気になってしまうのだろう

今、何に生き辛さを感じているでしょうか。HSP傾向のある方は「繊細さが生き辛さに繋がっている」と感じている方が多いです。繊細さが故に、相手の表情や言動が気になったり、環境のちょっとした変化に敏感に反応したりと常にアンテナを張り巡らせ、ネガティブに捉え、ひどく疲れたり生き辛さを感じることに繋がっているように思います。

「HSP」という言葉を見聞きすることが最近多いように思います。HSPは「よく気づいて敏感に反応する繊細な人」を表した言葉で、英語のHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字を取った言葉です。

大阪聖心こころセラピーにも「HSPなのでこの生き辛さをなんとかしたい」とのご相談でいらっしゃる方が増えているように感じます。この後,「HSP」について読み進め理解を深めていただくとともに、ガラスのハートが割れないように必死に守り傷つくばかりの毎日を送るのではなく、繊細さを良さとして活かしていけるようにシフトチェンジをしていきましょう。ガラスのハートは一つの個性です。強化ガラスにしたり、透過にしたり、跳ね返したりも可能です。HSPの辛さを除去し、あなたの持つ美しさも兼ね備えたその個性を一緒に磨いていきましょう。

HSPは病気ではなく「概念・考え方」

HSPと言葉だけ聞けば「何かの病気なのだろうか」と不安に思われるかもしれません。HSPというのはその人の気質や性質を表す言葉であり、何かの病気や障害といったものではありません。「HSPは概念=考え方」です。性格の一つのカテゴリーという捉え方もできると思います。今日では個人にあったオーダーメイドの対応というものが医療はもちろん、カウンセリングでも社会でも人間関係でも求められています。その人に合ったアプローチができるように、との背景から「HSP」という言葉が多く広まりカテゴライズされたのではないかと考えます。

今ある生き辛さはHSPだけが原因という方は少ないように思います。「相手の顔色を常に伺い、相手が何を考えているのか読んでしまう」ということで悩まれていた場合、なぜ相手の顔色を伺い、なぜ相手が考えていることを先読みしなければいけなくなったのか、その方の背景やきっかけがあるはずです。その部分も紐解いていくことでHSPと向き合いやすくなることがあります。

HSPの傾向の方は生き辛さを強く感じれば感じるほど「何で私だけこんなに気を遣ってばかりなんだろう」「心が弱い自分はダメな人間だ」と自分をどんどん追い込んでしまう方が多いです。HSPを悪いことと捉え、ネガティブに考えたり、何とかして克服しなければと頑張るものの空回りしてさらに落ち込むといったことで悩んだ末、大阪聖心こころセラピーへカウンセリングにお越しになる方も多くいらっしゃいます。

よく気づいて敏感に反応することができるHSPの方は人口の15~20%、つまり5人に1人は当てはまると言われています。「5人に1人」と聞いて多いと思われるでしょうか、少ないと思われるでしょうか。人間は無意識のうちに相手にも自分と同じような見方・考え方を求めてしまうところがあります。「何でこの人は平気で突拍子もないことが言えるの?」とのご経験がある方は、HSPの気質のない方に自分と同じような考え方を期待していたのかもしれません。5人に1人はHSPの気質を持ち、5人に4人はHSPではないのです。

ただHSPの方にもそれぞれ特徴があり、特徴の強弱は異なります。大きく4つのタイプがあると言われているHSPについて、次項詳しく触れていきたいと思います。

HSPタイプ[1]丁寧で深い情報処理を行う

HSPの1つ目のタイプに「丁寧で深い情報処理を行う」ことが挙げられます。丁寧にしっかりと情報収集を行い、多彩な知識を持ち合わせているため、周りの人から「何でそんなことまで知ってるの?!」と驚かれるほどです。1つ目のタイプのHSPの特徴には他にどのようなものがあるのでしょうか。

 お世辞などの社交辞令はすぐに見抜く

● 場の空気を素早く察知することができる

 哲学的話題など混み入った深い話が好き

 色々な視点から物事を考えることができる

 相手が何を言いたいか読む力に長けている

 調べ出すととことん調べるため、知識が豊富

 言われたことの裏にある本音を探ろうとする

● その場限りの快楽や取って付けたような話は嫌い

● 1つを聞くと10のことを想像し考える能力がある

 物事の始めに色々考え過ぎ、行動までに時間を要す

職場では上司の顔色を伺い職場の雰囲気を良くしようと徹したり、友達同士では相手の気持ちを素早く察して嫌われないような会話に努めたり、家庭では夫の「ただいま」の声の調子から気持ちを察してあれこれ世話を焼いたりします。

このHSPの特徴が強い方やネガティブに捉えている方は深く考えれば考えるほど、相手の思いや考えを読めば読むほど際限なく、返って苦しさやしんどさに繋がっている方もみえます。また自己肯定感が低いと、多くの時間をかけて準備をしても自信が持てず不安が大きくなってしまったり、相手の様子を伺い過ぎて自分の意見を飲み込んでしまう方もみえます。大雑把な人を見て「何であんなに適当なのだろう」と他人と自分を比較する事で疲れてしまう方も多いです。

これからHSPの特徴と上手にお付き合いしていくには、考え方の程よいバランスや良さの発揮を得るために大阪聖心こころセラピーでそのポイントを掴んでいきましょう。

HSPタイプ[2]過剰に刺激を受けやすい

HSPの2つ目のタイプは「過剰に刺激を受けやすい」人です。音や匂いなどの五感で受けるものを敏感に感じ取ったり、人の言ったことに対して過剰に反応し様々な思いを巡らせる事で心底疲れてしまう。HSPの2つ目のタイプの詳しい特徴を見ていきましょう。

 ヒールのカツカツした音が頭に響いて苦手だ

 相手の何気ない言葉に傷つくことがよくある

 街中に溢れる音が苦手で人混みを避けてしまう

 相手の感情の変化を素早く察することができる

● 香水の強い匂いで具合が悪くなるなどかなり敏感

● 本や音楽や美術・映画などにかなり感情移入する

 気候の変化やある季節になると体調を崩してしまう

日常生活では、電車に乗った時に隣に香水を強めに付けた人が座ると具合が悪くなったり、添加物がたくさん使用された物を食べるとお腹が痛くなってしまったりします。職場では上司の「頑張ってね」の言葉に「いつも頑張っていないと思われているのだろうか」などと考え込んでしまい、家庭では柔軟剤を変えると体調などの調子が狂ったりするなどが起こります。

このHSPの特徴が強い方やネガティブに捉えている方は、日常生活に大きく影響が出てくるため行動範囲を制限せざるを得なかったり、不快に感じても言葉で伝えることをためらってしまうことでストレスが溜まってしまう原因になります。

HSPの特徴からくる不快感を抑えるためには外的な刺激をシャットアウトするようなツールを使用するなど、ひと工夫を加えることで過ごしやすくなることもあります。また相手の言ったことに過剰に反応しないような考え方の修正も必要になってくるでしょう。考え方の修正・再構築は大阪聖心こころセラピーの得意とするところです。「私はHSPかな?」「生き辛さが強いけれどどうしたらいいのだろうと」お悩みの方は、ぜひカウンセリングをご検討ください。

HSPタイプ[3]共感力が高い

HSPの3つ目のタイプは「共感力が高い」人です。共感とは、相手の感じていることをあたかも自分が同じ体験しているかのように感じ取ることを言います。その共感力が人よりも長けているHSPタイプの詳しい特徴の見ていきましょう。

 周りの人の様子に調子を合わせて振る舞うことが多い

 相手が喜んでいるとまるで自分のことのように嬉しい

 お客様の要望を素早く察知し、対応することができる

 人の話をとても親身になって理解し聞くことができる

 周りに具合の悪い人がいれば自分も具合が悪くなりやすい

 親の機嫌や動向を敏感に察して過ごしてきた幼少期がある

 怒られている人を見ると自分も同様に怒られているように感じる

 ドラマや映画などを観ると同時体験してるように感情移入をする

 暴力的シーンを観ると辛くなるので極力観ないように避けている

学校や職場では、先生や上司から怒られている人が居れば自分も怒られているように感じ苦しくなってしまったり、人間関係では友達が落ち込んでいると自分も気持ちが落ちて辛くなってしまうことがHSPの特徴として挙げられます。

このHSPの特徴が強い方やネガティブに捉えている方は、自分に自信が持てないと周りの人のイライラした雰囲気に萎縮して意見が言えなかったり、気持ちのコントロールが上手くできないと相手の悲しみを自分のことのように捉えたまま引きずって過ごしてしまうということも多くあります。

共感力が高いことを特徴に持つHSPは、他人の経験や感情でも言葉や情景などを共有することでまるで自分の身に起きたことように捉え感じ取ることができます。「人や物から影響を受けやすいこと」が良い面に働くように整えていくと良いでしょう。大阪聖心こころセラピーでは、HSP向けのカウンセリングを通して、認知の歪みや考え方の癖を修正して今よりずっと生きやすくなるトレーニングなども行っています。

HSPタイプ[4]些細な変化や刺激に敏感

HSPの4つ目のタイプは「些細な変化や刺激に敏感」な人です。小さな物音、相手の何気ない動き、物の配置など些細な変化や刺激に対して敏感に察知し、よく驚いたり不安に感じることがあります。具体的にはどのようなHSPの特徴なのか見ていきましょう。

 服の着心地や肌触り、タグの位置などがとても気になる

 生活の急な変化への対応力が弱く、直ぐに動揺してしまう

 小さな物音に必要以上に驚いたりビクッと反応することが多い

 相手の声のトーンや表情、仕草などの小さな変化に敏感である

 挨拶が返ってこないと「何か怒ってるのかな?」と不安になる

 外食をしていると隣の席の会話までしっかりと聞こえてしまう

HSPの傾向が強い方は小さな刺激でも敏感に反応するため、頻繁に驚いたり物音に反応することで神経がすり減るような疲れを感てしまったり、心ない言葉に傷付いてしまった経験があるかもしれません。友達が眼鏡を拭く仕草を見て「一緒に居てつまらないのかな」「嫌われてしまったのではないか」などと常に不安と隣り合わせで苦しんでいるHSPの方もみえます。

目に入ったことや感じたことを敏感に受け取りネガティブな思考へ組み込んでしまうと、相手の行為が不安に感じられたり不快に感じられてしまいます。目の前で起こったことは事実ですが、その事実の深読みのし過ぎや妄想の行き過ぎは返って自分を苦しめてしまう場合があります。大阪聖心こころセラピーでは認知行動療法により、考え方や感じ方を整え、HSPの特徴を活かしつつ実生活で役立てられるトレーニングも行っています。

HSPには大きく4つのタイプがあり、4つ全て当てはまる方はHSPである可能性が濃厚と言われています。ただHSPは病気ではありません。生まれもった性質であり、その繊細さを「治す」というよりも「HSPの性質と共にどのように生きやすく過ごすことができるか」といった考え方のもと改善に取り組めるよう大阪聖心こころセラピーではお話ししています。「今まで感じていた生き辛さはHSPの繊細さからくるものかもしれない」と思われた方はぜひ一度大阪聖心こころセラピーのカウンセリングをご検討いただき、カウンセラーと一緒に自分と向き合い生きやすさを手に入れるきっかけとしてみてはいかがでしょうか。

HSPの裏に隠れている問題の背景

HSPという考え方が広まる一方で「今ある生き辛さはHSPが原因だからHSPを治したい」「HSPで人の心を理解でき読めてしまうために気遣いばかりして苦しいのでなんとか治したい」と言われる方が最近よくお越しになります。

HSPというのは人の性質であり、病院を受診しても「あなたはHSPです」とは診断されません。生まれ持った性質であるHSPを治すのは困難とも言えます。生き辛い原因はHSPの性質が他の要素と掛け合わさり、ネガティブに働き生き辛さに発展していることが実は多くあります。

HSP&自己否定

大阪聖心こころセラピーのカウンセリングの中で、HSPそのものに更に自己肯定感が低い状態が掛け合わさっている方の場合、時間をかけて丁寧に情報分析を行っても自信が持てず「こんなことを言ったら変に思われるのではないか」と不安が重なり、自分の意見を言えないでいることがあります。

HSP&アダルトチルドレン・愛着障害

他にもHSPとアダルトチルドレンや愛着障害などが掛け合わさることで、怒っている人を見ると必要以上に恐怖に感じたり、「この人は私がなんとか正しい方向へ導こう」と謎の使命感を抱くなどの特徴が見られます。親の雰囲気を瞬時に察知してきたことで、相手のスッと変わった表情などを決して見逃すことはありません。

HSP&認知の歪み

HSPと認知の歪みが掛け合わさっている方は、過去に親子関係や家庭環境、学校や職場などコミュニケーションの取りにくい環境やありのままの感情を受け止めてもらえない環境で過ごしていた経験がある方が多いです。何とかしてその環境に適応しようとした結果、物の捉え方や考え方が歪んでしまい、感情のコントロールなども不安定になってしまう方が多くみえます。

実は過去や今までの経験がHSPの特性を悪化させている場合が多くあります。もしもそのまま放置してしまえば更にHSPの特性を悪化させ、うつ病や引きこもり、不安障害、摂食障害、幸せとは程遠い恋愛や結婚生活を送る可能性が大いにあります。HSPばかりに注目するのではなく、今ある生き辛さの原因を見つけていくことが対策を考える一歩でもあります。大阪聖心こころセラピーのカウンセリングで原因を探り、対策を考え実行へと移して行きましょう。

HSPを長所として活かしていく

HSPはネガティブなことばかりでは決してありません。むしろ繊細だからこそできること、敏感だからこそ得られるものがたくさんあります。

繊細かつ丁寧な心配り

表情や仕草の変化を見逃さず、相手の言わんとすることを読み取る力に長けています。相手の気持ちを深く考えられることで、その後の適切な行動や丁寧な心配りができるところがHSPの長所の一つと言えるでしょう。周りから「よく気付くいい人」と見られることが多いと思います。ただ相手の変化に反応し続けて疲労してしまったり「いい人」をしている自分に違和感を覚えるならば、無理をして人と関わることを徐々になくして行きましょう。

多彩で細やかな発想

芸術や文化など様々な分野で活躍するHSPの方は多くいます。HSPの特性として感受性の豊かさが挙げられます。敏感に反応しやすいからこそ、様々なことで心を動かされ、感銘を受けたり共感することができます。また緻密で深い情報処理を行うため、知識が豊富で多角的に物事を捉え判断することもHSPの良さと言えるでしょう。

相手の気持ちに寄り添う

HSPは、あたかも相手の経験が自分の経験のように再現され、一緒に見て感じているように捉えることができる共感力の高さにも優れています。辛い時にそばにいて話を聞いてくれたことで、不安な気持ちが安堵・安心に変わったといった経験はありますか?正に人の心に寄り添うことができる特性を活かして、カウンセラーや介護や看護のフィールドはHSPに適しています。

他にもHSPの良さとして、物や事に敏感に反応できるためカウンセリングやセラピー、心理療法も効果が高く、結果が期待できる方が多いです。特に心の傷を癒したり気持ちを整えるセラピーの後では「心も身体も軽くなった」「なぜ生き辛いのだろう?と思っていたことが、なるほど!HSPの性質が考え方の歪みと共に生き辛さに変わっていたんだ」など変化を実感される方が多くいらっしゃいます。大阪聖心こころセラピーではカウンセリングを始め、心理療法やセラピーをご相談者の様子に合わせて行っていきます。生き辛さから抜け出せず苦しんでいる方は、ぜひ一度ご検討ください。

HSPへの温かなサポート

「いちいち気にし過ぎだよ」
「そんなに考えなくても大丈夫だよ」
「悩むことなんて誰にだってあるよ」
「気が付かないより気が付く方が良いじゃない」

最近になりHSPがよく知られるようになりましたが、まだまだ認知の度合いは低い状況です。HSPへの理解が得られなていなければ一般的な意見や励ましのように聞こえる上記の4点のような言葉はHSPにとってプレッシャーや自己否定の材料として特性を悪化させる場合があります。5人に1人はHSPであることを考えれば今後は相互理解、自他尊重がますます必要になってくるでしょう。

仕事関係

HSPの方は丁寧に行うこと、様々な角度から物事を捉えられることで人一倍時間やエネルギーが必要になる場合もありますが、一人で悶々と考え込まず周りに相談をしてみたり、自分にフィットした仕事のスタイルが確立できるようにしていけると良いでしょう。職場のメンバーはHSPの特性を理解し関わることで、丁寧な仕事や知識の豊富さに気づかされることも多いでしょう。

友人関係

HSPは人からの影響を受けやすく、中には友達から嫌われないように気を張り詰めて接している場合もあります。友達の何気ない言葉に反応し傷ついている場合もあります。街中の賑わった雰囲気や食べ慣れないものを食べて具合を悪くしているかもしれません。周りの方は過度に配慮する必要はありませんが、いつもと違う様子に気づいたら「大丈夫?」「少し休もうか」など声をかけてもらえることで、HSPの方は心落ち着けることができます。

カップル・夫婦関係

人間は無意識に他人も自分と同じ気持ちだと考えてしまう傾向にあり、関係が親密になるほどその考えは強くなりやすいです。エスパーでない限りその人の心を全て分かる事はありませんし、HSPの方も多角的・共感的に人の気持ちを考える事はできますが、全てお見通しと言うわけでもありません。そのためカップルや夫婦であっても「雰囲気で察してもらいたい」「言わなくても気付いてよ」は無理難題であることを念頭に置き、お互いに話し合い考えや気持ちを伝え合うとことは必要と言えるでしょう。

HSPが一定数の存在があることを理解した上で人と接することができればお互いに生きやすく効率の良い生活ができます。ご自身や職場や家族などの周りの方で生き辛さを感じているのであれば大阪聖心こころセラピーで早めの対策をお勧めします。

HSPを活かした楽しい人生

HSPは病気でもなく、変な人でもなく、面倒くさいものでもありません。感受性が豊かだからこそ経験できることがたくさんあります。HSPの特性がネガティブな方向に悪化することで生き辛さに繋がることを先のページで触れてきました。大阪聖心こころセラピーでは、主に3つのケアやサポートがHSPの特性を活かした楽しい人生に繋がると考えています。

考え方

感じ取ったことの全てが事実でないことを理解する必要があります。今そう感じている自分自身にも気付く必要もあります。裏切られた、嫌われた、嫌悪感や被害者意識などの考えが浮かぶ、今そのように感じている自分に気づき、決して事実とはイコールではないことを心に留めてその後を考え行動していくことが大切です。大阪聖心こころセラピーでは認知行動療法を用い考え方の癖を修正し納得のいく行動が選択できるようHSPと関わっていきます。

感情

HSPの方は、その状況に則した的確な客観的事実に基づいた考え方が難しく、どうしても自分の持つ直情的かつ情緒的な傷つきやすく繊細な感覚や感情に引っ張られてしまうことが多くあります。また、過去に心に傷を負った状態や不安や緊張した状態が常態化していれば当然ネガティブで自己否定的な感情が浮かびやすいのが事実です。大阪聖心こころセラピーでは怒りや不安・悲しみへの対処法を駆使しカウンセリングや心理療法などを行い、傷を癒やし心身ともにリラックスしていくことで、安定したポジティブな感情が生まれやすくなるようHSPと関わっていきます。

身体

ヒプノセラピーや自律訓練法・呼吸法などを行い心身に宿った不安や緊張を和らげたり、規則正しい生活をすることで身体のリズムを整えていくなど、HSPは身体の内面からケアしていくことも有効です。光に敏感であればサングラスやアイマスクを、音に敏感であればヘッドフォンや耳栓などツールやアイテムの工夫によって落ち着いて生活することができます。

今まで「なんで私だけこんなにナーバスなのか」「心が疲れやすいのは私のメンタルが弱いせいだろうか」と思われてきた中で、HSPという考え方を知って合点がいき少し救われた方は多いと思います。HSPと共により良く過ごしていくために、大阪聖心こころセラピーのカウンセリングをご検討いただき、HSPの特性を活かした自分らしい楽しい人生を目指しましょう。

大阪でHSPの悩みや相談のカウンセリングは聖心こころセラピーへお越しください。HSPに精通するカウンセラーが問題の解決に向かうよう導かせていただきます。安心してお気軽にお申し込みください。

目次