夫婦・恋人関係

のんびりと

お久しぶりです。竹谷です。

前回は他者との関係性について、人とモノの違いという観点からお話しました。今回は夫婦・恋人関係に限定し、相手と適切な関係作りについて、3つのポイントを挙げてみようと思います。

① まず、いくら良好な関係を保ちたいからといって「仲良くしよう。だから私の思い通りになってね。」ということでは、相手との対等な人間関係は作れません。相手を思い通りに動かす=相手をモノ化しようとしてしまっています。

② 相手の新しい一面や、やや受け入れがたいと思う一面が見えた時、相手と距離を取っても根本的な解決にはなりません。つまり、相手と向き合う必要があります。そうような場合、相手の「ダメなところ」を変えてあげようと思いすぎると「修理」の意味合いが濃くなってしまいます。こういう時にはいかに相手の中に“好きなところ”を見つけられるかが、ポイントになります。「ダメなところ」=「自分が受け入れられないところ」はあるけれど、いいところもたくさんある。それがこの人なんだ、と相手を多面的に見ることができれば相手への思いは変わるものです。

③ 相手から嫌なことを言われたり、されたりした場合。まず、暴言暴力があまりにもひどい場合は我慢する必要は全くありません。今すぐ地域の配偶者暴力相談支援センターで適切な支援を受けてください。また、命の危機を感じる場合には警察へのご相談をお勧めします。

相手から嫌味を言われたり、ケンカになったりしてしまう場合。相手も辛い気持ちを抱えていたり、気持ちをうまく言語化できずモヤモヤしたりしている可能性があります。そのような場合には、相手の性格と状況を客観的に捉え、感情をぶつけずに冷静に話し合うことが大切です。本当に関係を切りたいのであれば相手は関わってこないということを忘れてはいけません。

冷静な話し合いが難しいと感じている方はぜひ大阪聖心こころセラピーにお越しください。お一人のカウンセリングもご夫婦やカップル一緒のカウンセリングも承っております。

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