【カウンセリング事例】HSP
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事例
カウンセラー
自営業を営むA男さんは、結婚を前提に考えている彼女のことで相談にみえました。
最近同棲を始めてから、以前より感じていた違和感がより大きくなったとのこと。
「おかえり」や「おはよう」の声のトーンや表情が非常に気になり、気疲れしていました。
また、A男さんは人混みや音の大きい場所は苦手なため、彼女が実は退屈しているのではないかと心配な様子でした。
A男さんは相手の言動から様々な状態を人一倍考えることができ、彼女に対しては大切に思うからこそ、さらに考え過ぎている節があり、このような傾向は子どもの頃からあるとのことでした。
HSP傾向に加え自己否定も強かったことから、自身の特徴に気づき、違和感を対処していくことで自己肯定を上げていくかかわりをしていきました。
違和感をそのままにせず、上手に付き合っていくためにも自己理解と周囲の理解は必要不可欠です。
結婚を考えているからこそ彼女には自身の特徴を理解してもらうことや考え過ぎによる思い込みも考えられるため、実際に彼女がどう思っているのか本音トークで話してみる機会も大切であることを伝えました。
彼女からすると、少しの変化でも気づいてくれるA男さんの存在はとても頼りになり、様々な視点で考えることができる柔軟性に好感を持っているかもしれません。
A男さんはその後、その彼女と関係が続いているそうで、よい報告が聞けることを楽しみにしています。