【カウンセリング事例】機能不全家族

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事例

カウンセラー

始まりは奥さんと子どもの教育方針が合わず、夫婦関係の危機でカウンセリングをスタートしたA男さん。

お話を伺っていくとA男さんの家族が機能不全家族であることが分かりました。
両親ともに立派な医師のもとに生まれた長男A男さんは、親や親戚の期待を一身に背負いこれまで頑張ってきました

「A男のためだからと」様々な習い事をこなし、ハイレベルな医学部にも入りました。
A男さんの家族は、肩書や世間体を気にすることは当たり前、家族で集まる機会はほとんどなく、顔を合わせても会話がないことは日常茶飯事でした。

そして、A男さんも我が子に同じような思いをさせようとしていたのです。
本当に「A男さんのため」だったのでしょうか?活発だったA男少年は外で思いっきり遊び、親といろいろな話をしたかったと語りました。

冷め切った夫婦関係や家庭の雰囲気の異様さに気づき、我に返ったように奥さんと子どもの教育のこと、これからの家族のことを話されたそうです。
カウンセリング初回のA男さんは表情一つ変えず受け答えされていましたが、数回のカウンセリングを終える頃には柔らかくにこやかな表情となり、その変化と並行して夫婦関係も改善していきました。

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