【カウンセリング事例】アダルトチルドレン

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事例

A子

メーカー勤務のA子です。

A子さんの悩みは、昔から自分に自信がなく、仕事面ではミスを恐れ、仕事ぶりを人と比較し、自己否定、自己嫌悪、人間関係に疲れてしまい、生きている意味も解らない、など、抱え切れないほどの問題をどうしたら良いのか分からないとの思いで、カウンセリングを受けに来られました。

この状態がまさにアダルトチルドレンの状態そのものであり、このような状態を総括し言葉にすれば「生きづらさ」となり、それこそがアダルトチルドレンの正体と言えるでしょう。

A子さんとカウンセリングを進めるにあたり、幼少期~今に至る親子関係に焦点を当てることにより、生きづらさの原因をようやくA子さんは客観的に理解し受け容れることで、親のからの負の影響を脱することができ、自己の確立を果たし、自信を深め、主体性を持って仕事や人間関係にも立ち向かえるようになり、カウンセリングを終えていきました。子は親を批判的に捉え悪く思えば必ず罪悪感を持ってしまうものです。

子である以上、親への思いは当然あるものですが、そこは親側ばかりではなく、自分側に立ててこそ初めて自分を生きることに繋がります。

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