【カウンセリング事例】恋愛依存症

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事例

カウンセラー

専門職であるA子さんから、恋愛依存に関しての相談をお受けしました。

A子さんは高校生の頃から現在に至るまで、恋愛が長続きしたことが無く、数ヶ月から長くても1年程で毎回「同じ理由」で破局を迎えてしまうとのことでした。
A子さんは慎重さも兼ね備えており、直ぐに男性に夢中になるタイプではなく、むしろ相手をジックリ見るため、自ら行動は取りません。

恋愛のスタートはいつも男性からの積極的なアプローチから始まり、A子さんは次第に心を開いていくタイプなのですが、一旦心を許し関係を持つと、彼への思いが日に日に高まり、日常のバランスをかろうじて保つものの、彼への想い支配されてしまい、いつどこで何をしているのか、彼は何を考えているのか、私をどう思っているのか、など様々な思いに支配され、次第に彼への干渉が始まっていき、解ってはいるが感情のコントロールがやがて困難となり、最終的には彼に、重い、疲れる、束縛に耐えられない、などの理由により彼が去ってしまう。

この負のループを改善したい、との思いでカウンセリングを受けていただきました。
A子さんの根本のあるものは、愛情の枯渇感にあり、なんでも話し合える、なんでも分かり合える、決して裏切ることのない、唯一無二の人を求めているところに苦しみがあり、それを求めれば寂しくつらい結果が待っていること。そしてその起因は成育過程である家族問題にあることを理解することから始めました。

6回ほどカウンセリングにお越しいただき、次第に相互尊重・相互理解の思考を身につけていただき、大人の恋愛を楽しむ余裕が持てるようになりカウンセリングを終えていかれました。

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