【カウンセリング事例】夫婦間DV

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事例

カウンセラー

40代の男性がカウンセリングにお越しになりました。
自分が妻にDVをしてしまい妻は子を連れ実家に戻ってしまった、とのことで相当に困惑の様子でした。

結婚10数年妻に手を挙げたことは一度もなく、今回も些細なことで妻の逆鱗に触れ3時間余り、夜中の2時まで新婚当時から今までのことを散々否定され離婚を迫られ、挙げ句の果て物を頭にぶつけられ、いい加減にしてくれ!と妻を突き飛ばしたら、即座に、あなたは暴力を私に振るった、これはDVだ!と実家に電話をされ、翌日仕事から帰れば妻と子供は実家に戻り離婚に向けて別居だと宣言されてしまったとの訳でした。

話を聞けば妻は以前から些細なことでヒステリックになり感情の起伏が激しく、腫れ物に触るように接して来たとお話しされていました。最近はこのようなケースは非常に多く相談を受けています。カウンセリングではご主人に、良くない人を支えてしまう共依存関係であることを告げると共に、自尊心を取り戻し、女性心理を学んでいただき、実家の妻へのアプローチを共に考え、なんとか奥様もカウンセリングにお越しいただけることになり、奥様の持つ強い衝動の感情を穏やかなものに移行を進めています。

余談ですが、男性DVの相談もさる事ながら、最近では女性側のDVが非常に多く、DVとは決して殴る蹴るだけの話では無く、広義に捉えれば無視、不機嫌、馬鹿にした態度、夫への管理、預貯金の非公開などもそれに当たるのではないでしょうか。

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