機能不全家族カウンセリング

機能不全家族とは「家族としての機能を失った家庭」のことです。親としての自覚が無い状態で子育てをすれば、家族内で理不尽なことが起こりやすくなります。理不尽の矛先は子供に向かい、子供が「生きづらさ」を感じる人生を送る要因になってしまいます。

目次

機能不全家族とは

「機能不全家族」とは、家庭内で支配関係が成立してしまうような機能不全を起こした家族のことです。

機能不全を起こす例として、腕力の強い男性が女性を暴力で振るったり、親が子供をコントロールしたりして支配することが挙げられます。

支配される側は常に抑圧されている状態で危険を感じるため、緊張状態が続くことが多いです。特に子供の場合は「愛情」や「保護」を受けられないため緊張状態が過度に続き、成長に悪い影響が出ます。

完璧な親は存在しませんが、家庭内や子育て環境が「機能不全家族」まで悪化してしまうと、子供は成長するにつれて「生きづらさ」を感じるようになります。

また、機能不全の家庭で育てられた子供は、家庭環境が原因で精神を壊しても「私はいい家庭で育った」と言う方が多いです。家庭環境は他と比べることができないため、自分の家庭が一番恵まれていると評価して、最終的には心身に支障をきたしてしまうのです。

機能不全家族にはさまざまなパターンがあります。

機能不全家族の例

  • 家庭が不仲である
  • 家庭内で理不尽が横行している
  • 親が子に否定的な言葉を投げかける
  • 親が子の人格を傷つける
  • 子供に過剰な期待をかける
  • 子供の意見は聞かない

上記のような家庭環境は「温かくて安心できる場所」とはほど遠いです。特に子供にとっては「危険な場所」や「事故現場」という表現が合っている可能性があります。

機能不全家族の親や子育ての特徴

「機能不全家族」になりやすい親や子供の特徴を紹介します。

機能不全家族を起こしやすくなる親の特徴

  • 子供の前でヒステリーになるなど、感情を抑えることができない
  • お酒や薬物などの「依存症」になっている
  • 子供に対して拒絶的であり、愛情表現をしない
  • 親が兄弟や他の子と自分の子を比較、差別する
  • 両親の仲が悪い
  • 両親が常に言い争いをしている
  • 父親は子供を放置し、子供の将来の夢などに興味を示さない
  • 子供が親の愚痴を聞き、慰める
  • 子供が逆らうと食事を与えないなどの罰を与える
  • 周りの人からうらやましがられたいために、子供に学歴などで過度な期待をかける
  • 家庭内で借金や浮気が生じており、家族内で口止めをしている
  • 家族の中に支配者がいて、支配者の意見に逆らえない環境になっている

このように「機能不全家族」の特徴はさまざまあり、家庭環境や状況によって異なるため、明確な定義は難しいとされています。

また「機能不全家族」は子育てにも影響を与える可能性が高いです。「機能不全家族」が子育てに影響を与える例を紹介します。

機能不全家族が起こす子育ての影響

  • 親が子供に「役立たず」や「頭が悪い」と人格否定を繰り返す
  • 親が子供を自分の思い通りにコントロールしようとする
  • 家族内にルールがなく、親の気分で叱られたり褒められたりする
  • 嫌味や皮肉が家庭内で多く、子供に対しても嫌味を浴びせる
  • 親が身体的・精神的に障害を持っていたり、仕事が忙しかったりで子供の世話をする時間が極端に少ない

このように「機能不全家族」で子育てをすると、家庭内の雰囲気が悪くなるだけではなく、子供の成長に悪影響が出てしまいます。

機能不全家族の12のタイプ

機能不全家族は、主に12のタイプに分類することができます。

1.愛情表現が乏しいタイプ

親が精神的・身体的に病気であったり、家族に対して無関心だったりするため、子供への愛情表現が不足するタイプです。抱っこなどの体の身体的接触の機会も減るため、子供は見捨てられるのではないかという不安を感じやすくなります。

両親が相手をしてくれる時間が少なかったため、不信感が強くなり、他人に対して心を開きにくくなる傾向があります。

2.特定の子供を差別するタイプ

兄弟・姉妹や他人と比較して、特定の子供だけ差別するタイプです。親は特定の子供だけを過度に否定・批判して、嫌味や皮肉を繰り返し浴びせます。

差別を受け続けた子供は、だんだんと親に影響を受け始め「自分が悪いんだ」と思ったり「自分のせいで悪いことが起きるんだ」と歪んだ思想を持ち始めたりします。自分自身が悪いという罪の意識を持つようになり、自己肯定感が低くなることが多いです。

3.子供への期待が大きすぎるタイプ

親が自分の自尊心を満たすために子供をコントロールしたり、ペットのように言うことをきかせようとしたりするタイプです。親は小さいころに叶えらえれなかった夢を子供に投影しているタイプもいます。

親の過度な期待に応えようと「本当の自分」と「求められている自分」のギャップに悩みやすくなります。また無理に高い目標を達成しようとするため、完璧主義になる傾向が多いです。

4.表面だけ良く見せようとすタイプ

学歴や外見を重要視して、いつも他人の目を気にしているタイプです。親が外面だけを良くしようと周りに取りつくろうのが特徴です。

子供は裏表のある性格に育ちやすい傾向があります。また他人に対して上下のランキング付けをして、自分よりも下と思った人を見下したり、軽蔑したりします。

5.隠し事や秘密があるタイプ

「虐待・浮気や不倫・金銭問題」など近所の人に知られたくない家族の秘密があるタイプです。親は子供に口止めをして、秘密を知られないようにします。

成長するにつれて知られては恥ずかしいことだと気づき始めるため、子供は「恥」の意識を過剰に持ちます。成長すると隠す必要がないことでも隠すようになり、コミュニケーションに問題を抱えることが多いです。

6.容姿や身体について否定するタイプ

親が子供の身体的特徴や顔について侮辱をしたり、自分の方が秀でているとマウントしたりするタイプです。ひどいケースだと女性に対して胸やお尻などの性的なパーツについて侮辱をします。

親が子供の身体的特徴や顔に対して侮辱をするとトラウマになり、自分の容姿に自信が持てなくなります。子供にとっては耐えがたいトラウマです。成長すると顔を変えようと美容整形を繰り返したり、拒食症や過食症などの「摂食障害」になったりすることが多いです。

7.親と子供の立場が逆転しているタイプ

子供なのに親の喧嘩の仲裁をしたり、親の愚痴を子供が聞いたりするという家族のタイプです。親が子供に依存的であり、ひどいケースだと子供が親の家事を代行します。

子供が成長すると人の世話を焼きたがる傾向があります。褒められることが自分の存在価値だと思ってしまうため、世話ができて依存できる相手がいないと不安に襲われやすいです。

8.子供を過度に甘やかしてしまうタイプ

子供が欲しいものをなんでも買い与えたり、悪いことをしても叱らずに子供を溺愛したりするタイプです。親が自分の寂しさを埋めるために溺愛しているケースもあります。

子供の自立が難しくなり、大人になっても自分だけで判断できなくなります。また、精神的に弱くなりやすく、些細なことで落ち込むため生きづらさを感じるタイプです。

9.子供の存在を否定するタイプ

「女の子(男の子)だったら良かった」や「あなたなんて産まなきゃよかった」など、子供の存在を否定するタイプです。存在を否定された子供は、自分の性別や自分の存在に嫌悪感や劣等感を感じやすいです。

性転換手術を望んだり、本来の自分とは違った自分が正しいと思い込んだりします。また自分の存在に罪悪感を抱えてしまうため、自殺願望を持ちます。

10.家族に依存症がいるタイプ

親が「アルコール依存症・ギャンブル依存症・薬物依存症」になってしまい、家庭内で暴言や暴力があるタイプです。子供はいつもビクビクしており、非行に走りやすく、素行不良になるケースが多いです。

子供は成長するにつれて感情表現がうまくできなくなり、イライラが溜まり情緒が不安定になる傾向があります。また、親と同じように依存症になる危険性があり、次世代の子供が同じ依存症を繰り返してしまうケースがあります。

11.不仲な親族がいたり、両親の間で暴力があったりするタイプ

祖父母や親族の仲が極端に悪かったり、両親の間で暴力が起きたりしているタイプです。子供は不仲を見て育つことになります。

子供は落ち込みやすく、いじめられやすい性格になりやすいです。成長しても常に不安を感じて「不安障害」や「共依存」になるケースがあります。

12.子供への虐待があるタイプ

ネグレクトや育児放棄など子供に関心がなく放置したり、親の怒りを子供にぶつけたりして虐待をするタイプです。また、親が虐待をするタイプはお仕置きを精神的に追い詰めるようにすることが多いです。

虐待を受けると親は恐怖の対象となり、常に緊張しているため楽しく生活を過ごすことができなくなります。自尊心は低く感情表現が乏しくなり、成長すると「パニック障害」や「愛着障害」に陥ってしまう可能性があります。

機能不全家族のタイプのまとめ

機能不全家族の12のタイプを解説しました。

機能不全家族を形成してしまう要因として「アルコール依存・虐待・共依存」が挙げられます。「アルコール依存・虐待・共依存」がある家庭は、家族のバランスを崩しやすいです。

また、機能不全が起きている家族は外面では仲がいい家庭であるように装います。

親が問題があると自覚しているため、他の人に知られたくないため「良い家庭」をアピールしたり、子供に「優秀な子」を演じさせたりするからです。

機能不全を起こしている家族は、嘘と抑圧だらけなので常にピリピリした状態。12のどのタイプであっても、子供がもっとも多くの悪影響を受けていることを忘れてはいけません。

機能不全家族で育った子供

家庭は子供にとって「安全で健やかに育つ場」でなければ、成長に悪影響が出てしまいます。

機能不全家族で子供が育つ悪影響の例

  • 問題が起きても解決しようとせず、見て見ぬふりをする
  • 他の家庭との問題認識に差が出て、正しく社会的な問題を把握できない
  • 家庭内でコントロールされるため、自己の成長ができない
  • 親が子供は自分と同じ考えだと思うため、子供が自己表現をできない
  • 家庭内で暗黙のルールができて逆らえない

上記のように、機能不全家族で育った子供は「自分一人で考えて行動すること」が難しくなります。

家族内で暗黙に作られたルールによる子供の成長への影響

機能不全家族は様々な問題を抱えています。

その上、問題を解決しようとせずに先送りをする傾向があるため、家庭内で暗黙のルールが出来上がってしまうことが多いです。

暗黙のルールを続けていると、家庭でやっていることが一般的なことだと思い、子供の成長に悪影響が出ます。

暗黙のルールによって子供が悪影響を受ける例

  • 自己中心的な親がいても、もう片方の親は見て見ぬふりをし、子供も学校などで起きた問題に無関心になる
  • 親が「人を信じても裏切られるだけだ」」という子育てをするため、子供は他人を信用できず孤独になる
  • 子供が空気を読もうと「いい子」を演じ、自分の気持ちを押さえ込むため自己表現ができなくなる
  • 親の面倒を見ることが日常になり、親子で依存しやすくなる
  • 親に注目をして欲しいため、非行に走る

このように、機能不全家族で育った子供は成長に悪影響が出て、さらに家庭にトラウマを持ったまま大人になることが多いです。

家庭にトラウマを持ったまま成長した大人を「アダルトチルドレン」と呼び、人生を生きるのに支障が出てしまいます。

理不尽な親がいる家族の未来

中国・韓国や日本では、儒教の考え方が受け入れられているため「親は絶対」や「親は尊ぶべき」という考え方を教育に反映している家庭があります。親が絶対であるという考え方で教育するため、親が理不尽でもいいと勘違いするケースも多いです。

しかし、儒教の考え方に影響を受けないアメリカでも、機能不全家族に陥っているケースがあります。機能不全の理由は、国や思想の問題ではなく、両親の考え方や子育ての方針が原因と考えられ、家庭の教育が大事であるとわかります。

どんな国でどんな考え方であっても、機能不全に陥った家庭で育った子供は「アダルトチルドレン」になってしまうことが多いです。

アダルトチルドレンについて詳しく知りたい方はこちら

子供に選択させない悪影響

機能不全家族ではなくても、子供の決めることに親や祖父母が無理矢理介入するのを続けてしまうと、自分で自分のことを決められなくなるケースがあります。また、自分たちの子供や孫だからといって未熟であると決めつけたり、尊重が欠けてしまったりすると子供に劣等感を与えてしまい、子供の成長によくありません。

子供の価値観や自己決定力を高めるには、親が固定概念に縛られていてはいけません。親や祖父母も古い価値観から考え方を変えていき、子供の未熟なところも受け入れつつ、一人の人間として接するようにしましょう。

親や祖父母が子供自身に決断をするようにさせると、子供の意識や成長が変わることはよくあるケースです。機能不全になりにくい、理想的な家族に近づくためにも子供自身で決断をさせるようにしましょう。

批判・愚痴・悪口が日常で飛び交うことの影響

機能不全家族では、親が人や物事に対して批判や悪口ばかりを言っていることが多く、子供に影響を与えてしまいます。

子供は周りの人を信じられなくなったり、素直に物事をとらえたりすることが難しくなります。

親は子供にとって大事なお手本です。批判・愚痴・悪口ばかりを言っている姿を見せずに、頑張っている姿を見せるようにしましょう。

また、批判・愚痴・悪口を子供に向けることは成長に良くありません。

85点とってきた子供に「あと15点をなぜ間違ってしまったのか」という問いかけをしてしまうと、子供は批判された気持ちになってしまいます。

「15点間違えたところを今度から間違えないようにしたら100点の実力がつくね」というように言い換えると子供のやる気が起こります。

批判・愚痴・悪口を子供に向けるよりも、子供には褒めたり前向きな言葉をかけたりすることが重要です。

親にとっては当たり前でも、子供ができたことで「よくできたね!」と声をかけてあげると、子供は自己肯定感が上がり良い影響が起こります。

できなかったときも「ここ惜しいけど、ここはよく頑張ったよ!」のように声かけを工夫してあげればいいでしょう。

子供への声かけはポジティブにしてあげたほうが、良い影響につながります。

子供の気持ちを最大限に理解する

子供が甘えてくると「何を甘えているんだ!」と思ってしまうこともあるでしょう。しかし、子供の意見を頭ごなしに否定せずに何を考えているか聞いてあげることが重要です。

例えば、引きこもって勉強もしていない子が「医者になる!」と言っていたとします。「甘えるな!」や「できるわけない!」と親だからこそ厳しい言葉をかけたくなるかもしれません。しかし厳しい言葉をかける前に、なぜ子供が医者になると言っているのかを本当の意味で理解してあげましょう。

親子喧嘩をしてもいいから親に興味を持ってもらいたいと思っていたり、親への反抗心から言っていたりします。最初から否定をせずに子供の意見を聞いてみましょう。

本当に医者になりたいという夢があるのであれば、一緒に医者になる方法を考えたり医師になるための予備校を探したりするなどのアクションを、子供と一緒に考えてみましょう。

親が一緒の目線で考えてくれると子供も考えることが変わっていきます。機能不全家族では、親が感情的であったり高圧的であったりするので、子供が異常に萎縮したり興奮したりしてしまいます。

子供が安心して過ごせるようになるためにも、親は子供の価値観を受け入れられるように努力しましょう。

「子供が過ごしやすい環境を作る」という親の努力によって、子供は幸せになります。

厳しくしても見守って褒めることが大切

子供にとっての親は厳しいことを教えてくれる先生であり、見守って慰めてくれる保護者でもあります。厳しくされていても見守ってくれる実感を持てば、喜びを感じるのではないでしょうか。

何かで厳しく注意をする際も「だからお前はダメなんだ」というような人格否定をしてはいけません。子供に対して「頑張っているね」や「こんなこと出来るんだね」のように行動を認めてあげる声かけが大切です。

大げさでも子供ができるようになったことを褒めてあげれば、子供は努力が楽しくなることが多いです。機能不全で育った子供は褒められて育てられなかったり、親の思い通りに育てられたりすることが多く、アダルトチルドレンになる可能性が高まります。

親が子どもに寄り添ってあげる教育をしていると、子供が育って親になった時に同じような子育てをします。機能不全家族になる負の連鎖を断ち切り、子供が幸せな家庭を作るためには親の姿勢がとても大切です。

 

親のストレスを子供にぶつけない

機能不全家族は親が自分のことで精一杯であり、子供にまで目を向けられないことが多いです。親も人間なので感情があります。辛かったり、泣きたくなったりするかもしれません。

理想としては辛くても泣きたくても子供に踏ん張っている姿を見せられればいいのですが、日々の出来事や生活に追われてしまい、子供に踏ん張る姿を見せれるような余裕がない親も多いです。

仕事で多忙だったり、家族が仲良くなかったりと問題を抱えていて、親のストレスを子供にぶつけると子供も理不尽を感じてしまいます。親のストレスを子供にぶつけないようにしましょう。

家庭内では子供やパートナーを尊重することで、子供も尊重の仕方を学んでいきます。子供のお手本になるように、尊重を家族内でしていきましょう。

子供に暴言を浴びせ続けると自主性がなくなる

機能不全家族の環境では、親が子供を馬鹿にしたり、子供の言うことを尊重しなくなったりします。親から尊重されないことで、子供はだんだんと親と話すことが嫌になり、主体性をもって話をしなくなるケースが多いです。

親から見ると聞き分けのいい子になったと思うかもしれませんが、子供は「もう抵抗しても意味がない」「言っても無駄だ」と自主性がなくなっている可能性があります。

社会人になってからは自分で決めなければいけないことが多いため、自主性が育っていないと社会生活で苦労することが多いです。また将来についてどうすればいいのか、どうしたいのかもわからなくなります。

育てている子供一人一人に合った道を見つけるのが理想です。親が良かれと思って子供のなりたい職業などを指定することがありますが、子供には合わないこともあります。自主性のある子供に成長させてあげるためにも、子供の意思と特性を尊重してあげましょう。

機能不全家族で育っても自主性を持つことが大切

機能不全家族の中で育ったとしても、子供が成長すると親が全て正しくはないと理解できる人が多いです。

しかし、親に地位や権力、財力があると親の言うことが全て正しいと思い込んでしまう方もいます。

仮に親の言うことが正しいとしても、自分に合っているかは別の問題です。親の言うことで決定をするのではなく、自分の思いを持ち、自分の考えを理解しておくことが大切です。

自分の考えを持つようになればアイデンティティが形成され、本人が自分の人生を決める力になります。

子供が自分で考えたことを親に後押ししてほしいというのが子供の願いです。親は子供の自主性を尊重するようにしましょう。

また、自分で決めたことを自分で実行する経験は、自分自身で責任をとる力にもつながります。自分で決定し責任をとる力をつけるためにも、自分だけで決めるようにしましょう。

親の言葉の呪縛から解放されよう

機能不全家族で育つ中で浴びせられたネガティブな言葉を、真に受けてはいけません。

親が一時の感情で言ってしまった言葉もありますので、ネガティブな言葉だけを考えて振り回されないようにしましょう。

どんなにネガティブなことを言われたとしても、自分の中で違うと思ったのであれば、耳を傾けずに自分の考えで人生を歩む必要があります。

親のネガティブな言葉に過度に縛られる必要はありません。

自分の幸せは自分で決めることができます。親の言葉に縛られずに自分で考えて行動して、自分の幸せを見つけていきましょう。

機能不全家族にある特有の負の連鎖を断ち切る

「機能不全家族」で育った子供が成長すると、幼少期のことがトラウマになったアダルトチルドレンになってしまい、自分の子供にも同じような子育てをしてしまいます。

結果、次世代に渡って機能不全家族を形成してしまう負の連鎖が起きてしまうケースが多いです。どこかのタイミングで負の連鎖を断ち切らなければいけません。

大阪聖心こころセラピーにいらっしゃる方の多くは、自分が「機能不全家族」で育てられたために家庭内で悩みを持っていることに気づいていません。

「育った環境」と「現在の家庭で持っている悩み」を分けて認識していただき、アダルトチルドレンとして苦しんでいる症状を改善していきましょう。

あなたが親になったタイミングで機能不全家族にある特有の負の連鎖を断ち切るためにも、大阪聖心こころセラピーにお越しください。

「親が健全な家庭環境を作れない家族を機能不全家族と言い、家庭内にトラウマをもって生きることが辛くなった子供たちをアダルトチルドレンと呼びます」

大阪で機能不全家族のカウンセリングを受けたい方は聖心こころセラピーへお越しください。機能不全家族の問題に精通するカウンセラーが、問題を解決へと導きます。お気軽にカウンセリングのお申し込みをしてください。

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