うっかりにはご用心
こんにちは!
カウンセラーの榊原です。
11月に入り、やっと秋らしさを感じられる今日この頃。そうかと思えば、気温が一桁になる日もあり、冬はもうすぐそこですね。
ハロウィンが過ぎると、一気にクリスマスや年末年始の行事がクローズアップされ、どこか落ち着かず、気持ちがソワソワします。
学校では、体育祭や文化祭が終わり一段落、と思うのも束の間、次の行事に向けて慌ただしくなります。
会社では、できる仕事が多くなり活躍する一方で、責任ある仕事を任され、仕事量が増える時期ではないでしょうか。
気持ちが落ち着かない時に起こりやすいことが「うっかりミス」です。普段ではありえないことが起こりやすくなります。
今の時期はそれに加えて、季節のもの悲しさや寒さによる活動量の低下により、気分が落ち込みやすく、ミスをすることで自己嫌悪や自己否定が多くなるように思います。
この世に全くミスをしない人はいません。「ミスは起こるもの」として心に留めたうえで、うっかりミスが少なくなる工夫をいくつか考えたいと思います。
まずは、自分が落ち着いていないことを自覚することです。いつもと違う自分。ソワソワ、ドキドキする気持ち。呼吸が浅く、物事に対して過敏になったり鈍感になったりしているかもしれません。現状を把握することで「ミスするのも無理もない」と自分を受け入れることから始めましょう。
うっかり予防には、文明の利器を活用することも有効です。例えば、スマホなどのリマインダー機能を使い、注意喚起の通知設定をしておくことは、私も頻繁に使っています。特に忙しい時期は、自分を過信せず、チェック機能などを用いて確実にこなしていくことを心がけましょう。
できないことに注目して、自分に×印ばかりつけるよりも、できていることにも目を向け、○印をつけ加点しましょう。できていることが当たり前と思っていても、実は素晴らしい当たり前がたくさんあります。
頑張るところは気を張って、緩めるところは大いに緩めて心と身体を休めましょう。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。