うつ病カウンセリング

うつ病・鬱病のサインには、いわれの無い不安感や、訳も無く悲しみに沈み、また孤立感・疎外感・孤独感に苛まれるなど、その結果、食欲不振・睡眠障害・引きこもりなどが起こり生命活動が極端に鈍る状態に陥り脱出が困難となる。

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うつ病に陥る本当の意味に気付こう

よく耳にされる言い回しですが、うつ病は心の風邪とも一般的に言われていますが本当にそうでしょうか?思いがけずに発症していると思われがちです。しかし実際には理由は明確にあるのですが本人は気付いてないことが殆んどのように思います。

このうつ病認定は本人では無く医師が診断するものであり、心療内科では医師の診察や処方箋を待つ方で待合室はいつも混み合っています。

うつ病に陥れば漠然とした不安感や倦怠感、自分に対する自責の念や恐怖感などを感じています。うつ病は比較的真面目な人が陥りやすく、一生懸命頑張ってしまう人にも多く見受けられる症状です。

うつ病の薬物療法に対する見解

うつ病という症状は勿論、うつ病に限らず、大体の心因性や精神系の主たる症状の多くは、実際にあるものの幾ら精密検査をしても、疾患も病巣も菌も見つけることが出来るものではありません。

数年来うつ病で投薬を続けても余り効果を感じられず、万策尽きて私のカウンセリングに来られる方も多くいらっしゃいます。そして心の状態を測る心理テストによりうつ状態をチェックするものの殆んど薬の効果は認められず、うつ状態が全く改善されていないケースのなんと多いことかと常々感じています。

うつ状態を改善させている実績は手前味噌ながら多くあります。その殆んどの原因が幼少期の頃より育った環境による性格的な問題、考え方、受け取り方、物事の捉え方によるものが大勢を占めており、薬で思考パターンが変わるわけは当然無く、病院で処方された薬がどれ程の役に立っているのか大いに疑問です。

逆に薬によって生命力やエネルギーが奪われているのでは無いかと思う方も珍しくはありません。一度過去を整理整頓し、これからのより良い人生のために根本にある問題を解決することにより、このうつ病、うつ状態の脱却を目指しましょう。

うつ病への取り組み「脱薬依存」

月に何人ものうつ病で困っている方が当セラピーにいらっしゃいますが、病院で処方された抗うつ剤や精神安定剤・睡眠導入剤を何年も服用しながらも解決せず、中には目は虚ろ、覇気の無いボンヤリとした表情の方もよく見受けます。

勿論医療行為を否定するものではありませんが、精神科はともかく、心療内科の先生方は、患者が辛さを訴えればより強い薬をお出しになります。治すための精神薬にも拘らず、実際には身体や精神にダメージを負うようでは本末転倒の話です。薬は例えれば磨りガラスのようなイメージです。

クリアなガラスを通し観る景色は非常に辛い景色である為、薬という磨りガラスに交換すれば辛い景色もボンヤリし多少は辛さが和らぎますが、薬という磨りガラスに変えたため、前向きさや元気なども同時に奪われてしまい、治りたい思いにかかわらずうつ病から何年も回復出来ないのが実情と考えます。

うつ病で休職中の方々も多く当セラピーを訪ねて下さいます。病院関係の投薬での対処療法では解決出来なかった思考を変化させるために、今までとは違うアプローチや取り組みによる根本療法を試して頂くことをお勧めします。あれこれ思い悩む気持ちを是非聖心こころセラピーにお持ちになりカウンセリングを受けにいらして下さい。

うつ状態が人それぞれ様々であるように、うつ病になる原因・要因も下記のように「心因性うつ病」「内因性うつ病」「身体因性うつ病」と大きく3つに分類されます。他には「産後うつ病」「仮面うつ病」最近では「新型うつ病」などうつ病と言われる症状にもこのように多種多様にあります。

心因性のうつ病とは

心因性うつ病とは、人生の中でのあるきっかけや急激な変化、積み重なるストレスが原因で発症するうつ病です。

このうつ病は、睡眠障害、食欲の低下などの身体的症状が比較的軽いのが特徴ですが「物事の捉え方」「考え方」に依るところが大きいので薬の効果での改善は難しい場合も多く、病院での治療期間も数年単位で長引く傾向にありますが大阪聖心こころセラピーでは最も得意とするところです。

心因性うつ病は更に分類すると「神経性うつ病」「慢性うつ病」「反応性うつ病」の3つになります。

1 神経症性うつ病

比較的軽症なうつ病です。根本は神経症性の「性格」から来ているもので、その原因は「考え方の癖」になります。その思考により日常的に強い不安感や恐怖心を抱くことが特徴です。神経症性うつ病になる方には、青年期の頃から人生に対して悲嘆していることが多く、楽しみの少ない生活が長く続いている傾向があります。

憂うつな気分になりやすく歪んだ考え方を「修正」する必要があるために根本的に性格を見直す様々な取り組みが必要となります。

2 慢性うつ病

慢性うつ病とは長期間に渡りストレスを持続することより発症するうつ病です。いわゆる燃え尽き症候群とも言われ、突然無気力になったり、自責の念が強く湧いてきたりします。信じてきたもの、継続して努力してきたものに期待が持てなくなり、人生にこれ以上夢を持ち未来を期待できなくなってしまう状態です。

例えば、とんでもない夫と所帯を持ってしまいどうにもならず気力も失せ人生を諦めてしまい淡々と日々をつまらなく過ごしている状態がいえるでしょう。

燃え尽き症候群には「良い大学に入るため」「良い就職先を決めるため」「資格を取る」「お嫁に行く」「家を建てる」など目標を叶えることだけに邁進努力し精も根も尽き果て心が空っぽになってしまう状態等があげられます。

3 反応性うつ病

特定のストレスや体験によって発症するうつ病です。最近では「適応障害」「ストレス障害」とも言います。近親者との死別、失恋など大きな精神的ショックを受けると誰でも一時的に気持ちが落ち込み沈んでしまいますが、反応性うつ病の場合、一定の期間が過ぎても尚、長い期間に渡り意欲が極端に低下し、強い不安感に支配され継続します。

要は「いつまでも立ち直れずにいる」状態が続き日常生活に支障をきたしている場合を反応性うつ病と言います。身体的症状としては、睡眠障害や頭痛、過敏性大腸炎など自律神経の異常が引き起こされ、心身ともにエネルギーが低下してしまい無気力さが定着してしまいます。

内因性のうつ病とは

内因性うつ病(別名:メランコリー)とは、特別な変化や精神的ショックから起こる前述の「心因性うつ病」とは違い、産まれ持っての遺伝的な気質や体質による身体や脳内の変化によって引き起こされるうつ病を指します。何かがあった訳でもなく、理由も原因もありません。気分が落ち込み続け、不眠や意欲低下などが現れます。

3つの特徴をあげてみましょう。

1 単極性うつ病 「大うつ病」

単極性うつ病とは一般的によく言われる「うつ病」です。「大うつ病」とも言います。その特徴は、特別な理由も訳もきっかけも原因も無く、ただ単に気持ちの落ち込みなどの抑うつ状態だけが常に継続し無気力に支配される症状です。

病院の診察では心因的な原因の特定や対策よりも、結果である「症状のみ」を重視するために、この単極性うつ病、いわゆる【大うつ病=一般名称である「うつ病」】と診断されてしまうケースが殆どです。実際には「心因性うつ病」が大半であり、この理由の見当たらない内因性うつ病は意外と少ないのです。

2 双極性うつ病 「躁うつ病」

一般的に「躁うつ病」と言われるものです。特別な理由も訳もきっかけも原因も無く、気持ちが非常に高ぶる躁(そう)状態と、逆に非常に落ち込む欝(うつ)状態を定期的・不定期的に交互に繰り返すのが特徴です。

スーパーマンのような超人かと思えば世界で一番情けない人間にも思えるほど落差が激しくなる場合もあり、周辺の人たちからも奇異にうつり対応に苦慮してしまいます。そう状態の時には「買い物依存症」とも言える行動をとってしまったり、大きな決断や契約をしその後自己嫌悪に苛まれてしまいます。

3 退行性うつ病 「遅発性うつ病」

中年以降(概ね45歳以降)に発症するうつ病の一種で、40歳前後から60歳頃までに見られると言われています。女性の方には「更年期障害」による体調不良により、気分の落ち込みの酷さが継続する場合には、この退行性うつ病・遅発性うつ病に該当します。

最近では男性にも本来女性特有の「更年期障害」が認められる場合も多くなりました。 今まで精神的にもタフに頑張って来られ、とても「うつ病」になってしまう性格では無かったのにどうしたのだろうという方がこの「退行性うつ病」「遅発性うつ病」というものに該当する場合があります。

当セラピーには「特に思い当たる理由もないが??うつ症状が酷いんです」と訴える方はとても多いのですが、本人が自覚を持たれていないだけで実際には明確な理由・原因が殆どの場合にあります。従って、自分自身では下記の「大うつ病」などの内因性うつ病と捉えられていますが、上記に記した「心因性うつ病」の公算が強いと考えられます。

身体因性のうつ病とは

身体因性うつ病は、体の病気や、服用している薬によって引き起こされるうつ病です。病気の箇所により「器質性うつ病」と「症状性うつ病」に分類されます。この種のうつ病は主に身体の実際の病気が原因でもたらされる症状です。

但しきっかけは病気であっても、それにより気分が滅入りうつ病になるものは症状性うつ病とも言えますが「心因性のうつ病」とも言える場合も少なくありません。

1 器質性うつ病

器質性うつ病とは主に、脳腫瘍、認知症、てんかんなどの脳にある病気が原因で起こる脳内器官に疾患の部位があるうつ病を言います。このうつ病に対してはカウンセリングや心理療法では改善は非常に困難であり、病院での薬物療法が適しています。

2 症状性うつ病

糖尿病、パーキンソン病、インフルエンザ、など、脳以外の病気が引き起こし憂うつに支配された症状が引き金となり起こるうつ病を症状性うつ病と言います。考え方・性質・気質とは関係なく、糖尿病などの病気が何等かの作用をもたらしうつ病を起こすと考えられています。

ただ単に何かの病気になり気分が沈み凹んでしまいうつ病になるものはこの「症状性うつ病」とは違い、「心因性うつ病」に分類されます。

その他のうつ病とは

その他のうつ病としては「産後うつ」「仮面うつ病」など、抑うつ気分が長い期間続き、倦怠感や睡眠障害などの症状が現れます。

最近では「新型うつ病」「気分変調整障害」「非定型うつ病」や「疲弊性うつ病」のように仕事などのストレスなどにより慢性化するものではなく、元々本人の持っている性格的なものが主な原因だと言えます。思春期からこのような症状が続くため、本人だけでなく周りの人も、うつ病だとは思いません。

ネガティブで暗い性格の持ち主として、認識されていることが多くあります。

1 産後うつ

「マタニティーブルー」が一時的なものであるのに対して、「産後うつ」は比較的長期に渡って起こるうつ病です。産後の2~3週間後から始まり、その後1か月から長い場合には1~2年に渡ることもあります。

産後うつを発症すると、それほどの理由もなく憂鬱になり、食欲不振、不眠などの症状が起こると同時に「泣いている子供にイライラしてしまうなんて私は親として失格なのではないか」と自責の念に駆られ苦しんでしまうこともあります。治療を先延ばしにすると正真正銘のの「うつ病」になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

2 仮面うつ病

仮面うつ病とは、憂うつ感などの精神症状がそれほど顕著には確認することが出来ず、身体的・肉体的な症状が顕著に現れる症状を指します。

うつ病本来の精神症状が、身体的な症状という「仮面」の下に隠れてしまっていることから、「仮面うつ」の名称が使われています。最も多く見られるのは、めまいや動悸、首・肩の凝り、食欲減退・身体の倦怠感や疲労、眠れないなど様々な症状があります。

このように仮面うつ病には、身体症状が全面に出るため、内科や消化器系などを受診してしまうことが多いが、特に悪い個所は見当たらず、無意味な治療を延々と続けてしまうことも珍しくありません。一度そのような方はこの仮面うつ病を疑ってみることも必要です。

3 軽症うつ

軽症うつとは、うつ状態に出たり入ったりする状態が長く続くものを指します。身体症状を中心に現れることが多いため、心の病であると自覚できない場合も多くあります。糖尿病で例えるなら「糖尿病予備軍」のようなもので「うつ病への入口」的な位置づけです。

そしてその症状としては憂うつ、意欲低下、睡眠障害が多く見られます。常に憂鬱な気分が続きますが、日常生活はなんとかこなせてしまうため、うつ病だと気付かず長い期間放置してしまう傾向があります。しかし早期に原因を特定し対策を講じていかなければ「うつ病」に発展しかねませんので注意が必要です。

4 新型うつ病

新型うつ病は最近話題となることも多く、別名「気分変調症」「非定型うつ病」とも言います。通常のうつ病では、常に元気が出ないのに対し、新型うつ病は状況や環境によっては元気に過ごすことができます。

例えば、勤務中や学校での授業では「うつ病」で倦怠感が現れ意欲は低下し憂うつな気分に支配されますが、職場や学校から解放されれば、元気に通常の健康的な精神に戻るために他人からは、都合がいい、甘えが強い、無責任、ただの気分屋などと見られ周辺の人たちに理解されることは非常に難しいのがこの新型うつ病の特質と言えます。

実際のところはそんな性格の部分も否定はできないところを多分に含んだこの「新型うつ病」は意見の分かれるところが多いうつ病とも言えます。

5 疲弊性うつ病

長期間に持続的なストレスよって発症するうつ病です。いわゆる燃え尽き症候群が発展したものであり、突然無気力になったり、自責の念が強く湧いてきたりします。

前兆としては、疲れやすい、イライラするなどがありますが、疲弊性うつ病になる方は、完璧主義や頑張り屋の性格をしていることが多いために、そういったサインに気付かず自分を追い込んでしまいます。そのために、気付いた時には症状が悪化していることも少なくありません。

 一生懸命に頑張ることでうつ病を発症する

うつ病を発症する人の特徴には、生真面目で本来きちんとした性格である人も多くいます。とても細やかなところまで良く気が付き、自分一人でなんでも頑張ろうとする傾向にあります。

そんな中で、出来ないことや至らない点などが認められたなら即座に自分を責め自虐的な性質が頭をもたげて来るなど、その自己の持つ性質により徐々に辛くなっていきます。

出来ることなら、そんなこともあるさ。と思えることや、自分の出来る範囲で努力することで満足が得られれば良いのですが、出来ないことを叱責されたり、咎められたり、自分でも非難したりすれば、不安感や恐怖感などで心身が病んでしまうことになります。

うつ病に陥るケースでは自分の能力以上のことを求められることや、自分よりも出来る人の間に入って気後れを感じてしまうことや自分は至らないとの劣等コンプレックスに苛まれてしまいドンドン負のスパイラルにはまり落ち込んでいくケースが多くあります。

過剰な仕事量や受験などの勉強でうつ病になる

処理できない程の過剰な仕事量を課せられることや、学業などでも難しくて付いていけなくなることでもうつ病になることもままあります。自分の能力と状況が合っていない場合に、完璧を求める余りに焦燥感に苛まれ次第に疲弊していくことで鬱になっていくことも多くあります。

出来ないことを恥ずかしいと感じるのではなく、出来ないことは誰かに頼ることなどをしつつ、対応していけるといいのですが、人に言うことも恥ずかしいと考えてしまったり、断ったり、交渉したり調整をすれば良いことも、それが性格的に出来ず、SOSも出せず自分一人で抱え込み問題が深刻化して行きます。

また、周囲の人はそれなりにやっていることでも、自分には難しく出来なかったりすればそんなことですら自信を無くしてしまいます。そういったことも、うつ病に繋がっていきます。出来ないことを繰り返し、出来ない自分は駄目なのだと感じるのではなく、出来ることを積み重ねて自分の成功に繋げていけるといいでしょう。

しかしうつ病に陥ると、食欲の低下や睡眠不足などの生活の基本的なところに弊害が出てきますので、気力・体力が衰え頑張ろうと思っても頑張れないことにも繋がっていきます。

楽しめないからうつ病になる

うつ病に陥れば、何となく毎日の生活が楽しく感じられなくなります。また私は楽しんではいけないのではないかというような考え方に支配されている場合もあります。

そのような考え方のクセを一つ一つ修正していくことで、穏やかな安心した生活が送れるようになるのですが、長年培ってきた性格を一朝一夕に変えることは通常では難しいことですので、自分の考え方のクセを把握した上で、少しずつ改善を進めていきたいものです。

出来なかったことは出来なかったから駄目なのではなく、「ここまでならやってみようかな」とか「今日はここまでできたかな」といったことを自分で自分を褒めてあげられるといいでしょう。しかし、いろんな状況が組み合わさって鬱病になっているケースもありますし、周りからの理解が得られずにうつ病を悪化させる場合もあります。

何の理由もないのに不安感や恐怖感が一定期間襲ってくることなどはうつ病として認定される場合もあるのですが、薬物療法などの対処療法に終始しており、なかなか改善方向に進まない場合も多いです。

燃え尽き症候群からうつ病になる場合も

何かの目標に向かって努力してきた場合、それがいったん叶えられることで燃え尽き症候群のような症状が起こる事もあります。なにか、ヤル気が起きないといったことや、これからの生活があるにも関わらず現実のものとして捉えられない場合です。

そのような場合でも、直ぐにはヤル気が出ないかもしれませんが、少しずつ回復していけるようにする方法はあります。どうしてそのようになるのか、原因ははっきりしていませんが、それまで無理して頑張り過ぎていた結果だからかもしれません。

はたから見ればこれからなのに、どうして?と思うことも多いのですが、本人にとってはそこが目標であった為、それから先、自分がどんなことをしてどう生きていくのかまで考えられなかったという場合もあります。また新しい目標が見つかれば、立ち直る可能性も十分にあります。

このように目的を達成した筈なのに、うつ病のような症状が出ているケースが多いです。

人は立ち止まれば不安になりうつ病となる

環境が悪くどうにもならない状態で生活している場合では、そこから抜け出すすべも無くただ淡々と何も考えず毎日を過ごしている場合もあります。その中でも少しでも状況が変わるように努められるといいのですが、どうすることも出来ずに不安と恐怖の中で生きている場合などもあります。

そのような場合には、その原因を探り出し、それと上手く付き合い、時には距離を置くことも必要になるでしょう。家族や配偶者が原因となっている場合も多くあります。頭では家族は大切にすべき存在と思っていても、それが叶わない場合もあります。

そんな場合には、その原因から距離を置いて、自分自身の再生を図っていくことも必要になります。うつ病から抜け出せるように、環境を変えていきましょう。

自分の頑張りを認められないうつ病の人

うつ病になるくらい頑張って努力もしているにも拘らず、それを自分で認められない場合などもあります。会社などにおいてはハイスキルなことを求められることもあり、自分との能力のギャップに悩むこともあるかもしれません。

しかし、そんな中でも自分の得意とする分野を見つけて、苦手なこともある程度こなせるように自分なりに努力を重ねていくことも必要なのですが、そこで自分はなんて駄目なのだと無力感を抱いてしまうと更に辛くなってしまいます。

そういった考え方を良い方向にセルフコントロールし、自分の出来る範囲で仕事を行っていき、自分なりに取り組んでいくことも必要でしょう。周りに相談して、改善策を見つけることもいいでしょう。

仕事や家事、学業なども、手抜きとは言いませんが、ここまでは頑張れたとか、次はここまで頑張ってみようとか少し工夫をしていくことでも、考え方がマイナスにならずに済むことでしょう。

うつ病は他人事では無い

うつ病は心の風邪と言うように、普通の人であってもかかる可能性のある病気です。その殆んどには原因となるものがはっきりとしている場合も多いのです。会社などでは威圧的な態度を示してくる上司や、家庭では、何かにつけて干渉してくる母親や威嚇する父親、いじめてくる兄弟や友人などが原因になる場合もあります。

人間社会で生きている上で人間関係などは切っても切り離せない関係になってきますが、自分の害になる存在とは距離を置くことも大切です。配偶者が原因になる場合には、別居や離婚なども視野に入ってきます。無気力なままただ漠然と過ごすよりも、別れて自分の幸せを追求する生活を送った方が何倍も気持ちが明るくなることに気づくはずです。

何がうつ病の原因なのかもわからない場合には、専門機関やカウンセリングなどで一度自分の気持ちを整理してみるのもいいでしょう。うつ病であることが分かることで、周りの理解が得られると、状況が良くなるケースもあります。

ただ、理解が得られない場合も多く、そういった場合には環境を変えることや、本人の考え方を変えるなどして、対応していく必要があるでしょう。

うつ病の原因を理解してない人もいる

ある女性の場合には、うつ病になるような状況は見つからなかったのですが、両親が彼女の為になんでもしてくれているという側面がありました。彼女はそれに甘えて、両親になんでも決めてもらっていましたが、なぜかうつ状態が抜けずに辛い思いをしていました。

そんな中、カウンセリングを受けるに従って、それではいけないとようやく自発性に目覚め、自分で行動を取り始めるようになったところ、だんだんと鬱が良くなっていったというケースもあります。

この場合には、この両親が子供の為に善かれとしていたことで、子供が自分で物事をを判断出来ないまま、いまいち満たされず自分に自信が持てない原因となっていたケースです。

自分でさまざまなことを親に相談する事なく積極的にするようになり、上手くいかないこともある中でも、めげることなく続けることで、彼女は自分に自信をもっていきました。

そのときには、それがうつ病の原因だとは思っていなかったのですが、自分で物事を決めて取り組むようになってからは、うつの症状に悩まされることなく、前向きに人生を歩んでいっています。

厳格な父親が原因でうつ病になり体調不良も

腹痛や頭痛などの原因不明の痛みに悩んでいた女性がいましたが、その痛みは父親がいないときにはすっかりと良くなっていたことで、厳格な父親に恐怖感を抱いていたことが、女性のうつ病が悪化する原因になっていたケースもあります。

父親の性格もありますので、直ぐには治るものではないのですが、父親との付き合い方を考え、時には距離を持つことで、少しずつ女性のうつ病も回復していきました。父親にはあまり厳しい言葉を娘にかけないように心掛けて頂き、娘さんにも自分に自信を持てるように考え方をコントロールする訓練などを行っていきました。

もちろん、父親の意見には正しい部分も少しはあるため、その兼ね合いは難しい場合もあるのですが、なんでも、「ハイそうです」と進まないことを頭に入れてもらい、デリケートな部分もあることを知ってもらうようにしました。そして今では父親に正面から自分の意見を言い、反論もしっかり言えるようになりうつ病も解決しました。

家庭での不適切な養育が子供をうつ病にする

子供のためだからとか、こうあるべきだという考え方で、子供を威嚇すること、子供に自分の意見を押し付けることは、子供を尊重できないことへと繋がり、子供へのマルトリートメント(不適切な養育)になる可能性もあり未熟な親のする事です。

そんな扱いを受けた子供は脳の発達に悪影響が出て、最悪の場合感情がなくなることや、うつ病のような状況に陥ることもあります。

子供と接するときには、自分の意見を押し付けるのではなく、相手の意見を尊重しつつ、強い態度で服従させるのではなく、自分も行動で示して、子供自らの気持ちで行動できるようにしていくことが必要です。相手を委縮させてしまうような行動は、子供たちにとっては全くよくありません。

うつ病には身近な人物の死が関わっている場合も

普通に社会生活を営んでいた人でも、自分の身近な人や最愛の人の死などをきっかけに、うつ病になる場合もあります。自分のお母さんであったり、お父さんであったり、身近な信頼していた人が亡くなることで自分が生きている意味そのものに疑問を感じてしまい、心身共に弱っていくケースもあります。

そんな中でも配偶者がいたり、子供がいたりすることで違ってくる場合もあるのですが、独身などになると、ひとり憔悴しきってしまう場合などもあります。

誰しも悲しいとか辛いという感情は持つものなのですが、こうしたプチうつ状態を放置しておけば次第に鬱が悪化してしまうことにもなりますので、専門機関やカウンセリングなどで自分の気持ちなど話す機会を設けることが重要です。

うつ病予防のために過剰労働には助けを求めよう

会社で真面目で責任感が強い人ほどパンクするほどの仕事量を課せられている場合もあります。そういった場合には、出来ないということは恥ずかしいかもしれませんが、きちんと助けてほしいというSOSを発信することも必要です。無理な仕事量をこなして、心身を病んでしまってはその被害は自分と家族が負わなければなりません。

勉強などでもわからないところがあれば、調べることや、誰かに聞くなどしてもいいでしょう。一人で抱え込んでうつ病になってしまわないように、注意することが必要になります。目標が高すぎる場合には、一つ目標を下げてみるのもいいかもしれません。

大きな高い目標の前に、小さいクリアできるような目標を設定して、それを一つ一つこなしていくことで、自分の自信としていけるといいのではないでしょうか。少しくらい何かに頼ることや、「適当になってもいいか」と思えることが出来るだけでも、気持ちは楽になります。

なんでも、完璧にすべて一人でこなそうと思ってしまうことで、うつ症状に繋がっていくケースもありますので、無理をせずに、小さい成功をコツコツと積み重ねる感じで、毎日を過ごしていけるといいでしょう。毎日の漠然とした不安などは、カウンセリングでお話しいただくのもいいでしょう。

聖心こころのセラピーでは、うつ病においても、ヒプノセラピーなどで潜在的に染み込んでいる不都合な考え方に変化をもたらすセラピーを行っています。自分一人で抱え込まないで、話して解決策を見つけていきましょう。

うつ病は薬に頼るだけでは無く根本療法で克服を

うつ病には様々な種類がありますが、身体因性うつ病を除けば、どれもストレスを溜めやすい考え方や性格が大きく関係しています。内因性のうつ病も直接的な原因が分からないとされていますが、本人に自覚がないがうつ病になりやすい思考パターンを潜在的に持ち合わせていると言えるでしょう。

しかし、それらを改めようと考えはしても、意識的思考以外にも潜在意識の中で無意識に考えてしまうものも多いため、それを自分の意識の力だけで改めようするのはとても難しいものです。

聖心こころセラピーの心理カウンセリング・ヒプノセラピーではそうした潜在意識に染み込んだ考え方の癖をより良い方向へと切り替えていくための思考修正を意識・無意識の両方に強く働き掛けていくことにより「うつの改善」へと導きます。

順序としては心理テストであらゆる面での思考パターンを分析し、心理カウンセリングによりクライアントの方からじっくりとお話を伺い、うつ状態になるに至った経緯や環境、考え方の癖などの原因を理解、把握し、その後は新しい考え方への移行を推し進めていきます。

大阪でうつ病の悩みや相談のカウンセリングは聖心こころセラピーへお越しください。うつ病に精通するカウンセラーが問題の解決に向かうよう導かせていただきます。安心してお気軽にお申し込みください。

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