【カウンセリング事例】仕事依存症
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事例
カウンセラー
偏頭痛や肩こり、日々のやるせない気持ちがお悩みで相談にみえたA子さん。
話を聴けばほとんど休みなく働き通しているとのこと。
睡眠も十分に取れていないことも分かり、何故そこまでして働くのか聴くと「頑張れば頑張っただけ認めてもらえるから」。A子さんは子どもの頃から“これから女も働く時代。男なんかに負けるな”と言われ続け、親や先生に認めてもらいたい一心で今日まできました。
A子さんにとって頑張ることは当たり前だったようですが、A子さんの身体は正直で偏頭痛や肩こりとしてSOSを発していたのでしょう。
心理状態も承認欲求が過剰になりすぎ、何をしても満たされないやるせなさが押し寄せていたように思います。
何のために働いているのか聴いたところ「?」。A子さんは認められるために身を粉にして働いている仕事依存症であることが分かりました。
A子さんには、プライベートを充実させ、人生を楽しむために仕事をすること、もっと気楽に柔らかく楽しんでも大丈夫であることを伝えていきました。
最近は中学以来のバレーを始めたそうで、汗を流して仲間との交流を楽しんでいるようです。