【カウンセリング事例】人間関係

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事例1

カウンセラー

クラスメイトとの人間関係が苦手なJさんは友達に嫌われる事を怖れ、自分の言いたい事も言えずに相手のペースに合わせてばかりいました。

Jさんの自己評価はとても低く、いつも周りの友だちと自分とを比較しては自分を卑下し、自分らしく生きられない自分に嘆いてばかりでした。

厳格な両親を持つJさんは、親に褒めてもらうことや認めてもらう事が少なかったと言います。
出来ることは「当たり前」、彼が上手く出来ないことだけに注目して批判する事が繰り返されると、Jさんのような「常に自分を批判する」傾向を宿し易くなります。

そんなJさんには「自分を愛する心」という課題が重要になってきます。

Jさんとのカウンセリングでは、相手に無理に合わせる必要はないこと、自分は唯一自分であるから他人と比較しても意味がないことなど話していき、新たな考えを潜在意識の中に宿していく事により、自分を肯定する考え方の土台を完成させて行きました。

Jさんがセッションを終了される頃、「私が私らしくいることを認めてくれる友達と楽しくやっていくことが最高に心地良い」と、笑顔で話してくださいました。

事例2

保育園児を持つ母親Hさんは、娘の通う保育園での親同士の立ち話が段々と苦痛となり、送り迎えに限らず全ての保育園行事がある度に、何日も前から憂鬱な気分になり、何とか行けない口実を考えるようになりました。

Hさんは「人に怯えてビクビクしている自分が凄く嫌」「積極的で何でも物怖じせずに話せた昔のように明るい自分を取り戻したい」と話し、人に対する意識の変換が必要でした。

心理カウンセリングで対人に対する意識の刷新に合意を頂き、それを論理立てて理解し望んでもらうよう働きかけましたが、カウンセリングが進むにつれて「わかってはいるんですけど…でも…」いわゆる「でも…けど…」の世界はなかなかの壁となりました。Hさんと協議し、潜在意識にそれを受け入れてもらうように繰り返して取り組んでいきました。

数回のカウンセリング後「今までは人に対して身構えてしまっていたけれど、今日は自分から自然に参加する事が出来、親同士の会話を楽しめました。」「苦手意識のあった人とも自然に接することが出来るようになり、その人のいいところも見つけられるようになりました。」ととても喜んでいらっしゃいました。

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