【カウンセリング事例】親子共依存

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事例

カウンセラー

40代の男性会社員Mさんは、実家で御両親と三人で暮らしていました。

Mさんは長男である以上、親との同居は当たり前のことであり、疑問すら持ったことが無いとのことでした。Mさんが当初カウンセリングに来られた目的は、人生が楽しいものとは思えない、自分自身が解らない、生きる意味が解らない、この子供の頃から漠然とした不安な気持ちの中で生きて来たとも仰っていました。

様々な心理テストによる分析の結果、Mさんは親子問題、親子共依存が色濃く浮かび上がりました。
父親は仕事は真面目にする方であったようですが、目的感を持ってMさんを外に連れ出し人生の楽しさ喜びを教える方では無かったようです。

そしてMさんはことある度に「長男だから、跡取りだから」の言葉をよく聞かされたとのこと。
母親はMさんを思うが余り、何から何まで先周りをし、指示が多くMさんの失敗を未然に防ごうと躍起になり、結果過保護過干渉の育て方となっていたようです。

Mさんには精神的にも物理的にも自立を目指す主体性作りに挑んでいただき、早期に目的は達成され、実家から独立し一人暮らしを始め、今は婚活に精を出されているようです。

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